新居の鍵を受け取ると、ほっとしますよね。
ただ、そのまま荷物を入れ始める前に、最初に確認しておきたいことがあります。
特に賃貸では、入居前の状態をきちんと見ておかないと、
あとで「最初からあった傷なのか」「入居後についたものなのか」がわかりにくくなります。
また、生活を始めてから「ここ壊れていた」「この設備が使いにくい」と気づくと、家の中が片づいていない状態で対応することになり、かなり大変です。
この記事では、新居に入る前に確認したいことを、最初にやること / 部屋の傷 / 水回り / 設備 / 写真保存 / よくある失敗と対策 の順でわかりやすくまとめます。
最初にやること
新居に入る前は、まず次のことから確認すると進めやすいです。
- 床や壁の傷をチェックする
- 水回りが使えるか確認する
- ドアや窓、鍵の開閉を確認する
- コンセントや照明の位置を確認する
- 設備の不具合がないか確認する
- 気になる点は写真で残す
- 管理会社や大家さんへの連絡先をすぐ出せるようにする
最初に押さえたいのは、「最初からある傷や不具合を見つけること」「生活に困る設備トラブルがないか確認すること」「証拠を残すこと」 の3点です。
ここができていると、入居後のトラブルをかなり防ぎやすくなります。
逆に、荷物を入れてから確認しようとすると、家具や段ボールで見えなくなってしまい、記録も残しにくくなります。
入居前チェックは、荷物を入れる前がいちばんやりやすい

入居前チェックは、できれば家具や段ボールを入れる前にやっておくのが理想です。
理由はシンプルで、何も置かれていない状態のほうが、
- 傷や汚れを見つけやすい
- 写真を撮りやすい
- 設備の動作確認をしやすい
- 管理会社に説明しやすい
からです。
引っ越し当日はバタバタしやすいですが、できれば最初の15〜30分だけでも確認時間を取っておくと、その後がかなりラクになります。
1. 床・壁・天井の傷を確認する
まず見ておきたいのが、部屋の表面の状態です。
確認したいのは、次のようなところです。
- フローリングや床のへこみ
- 壁紙の破れや浮き
- 角の傷
- ドアまわりのぶつけ跡
- 天井のシミや汚れ
ここは、退去時にトラブルになりやすい部分でもあります。
「最初からあった傷です」とあとで言っても、記録がないと説明しにくいです。
細かい傷を全部神経質に探す必要はありませんが、
見てすぐわかる傷・汚れ・へこみ は、写真で残しておくと安心です。
2. 水回りを確認する

次に確認したいのが、水回りです。
生活が始まってすぐ使う場所なので、ここに不具合があるとかなり困ります。
見たいポイントは次の通りです。
- キッチンの水が出るか
- お湯が出るか
- シンク下の水漏れがないか
- 洗面台の排水が流れるか
- お風呂のシャワーが使えるか
- トイレが流れるか
- 変なにおいがしないか
ここで大事なのは、「出るかどうか」だけでなく、「流れ方や漏れがないか」まで見ることです。
見た目は問題なさそうでも、実際に少し水を流してみると、
- 排水が遅い
- 下からにじむ
- 接続部が濡れる
- においが気になる
といったことがあります。
3. ドア・窓・鍵の開閉を確認する
入居後すぐに困りやすいのが、建具まわりです。
確認したいのは、次のようなところです。
- 玄関ドアの開閉
- 室内ドアの開閉
- クローゼット扉の動き
- 窓の開閉
- 網戸の破れや外れ
- 鍵のかかり方
- 補助鍵やチェーンの状態
生活が始まってから「このドアが閉まりにくい」「窓が重くて開けづらい」と気づくと、荷物がある状態でかなり扱いにくいです。
特に小さい子どもがいる家庭では、窓やベランダまわりの安全確認も早めにしておくと安心です。
4. コンセント・照明・家電の置き場所を確認する

次に見ておきたいのが、電源まわりです。
これは「壊れているか」だけでなく、暮らし始めてから困らないか の確認でもあります。
見たいポイントは次の通りです。
- 冷蔵庫置き場の近くにコンセントがあるか
- 洗濯機置き場の位置とコンセントの位置
- 電子レンジや炊飯器を置く場所の電源
- 照明器具が必要な部屋かどうか
- インターホンや給湯器の動作
- Wi-Fiルーターを置けそうな場所
ここを見ずに荷物を入れ始めると、
「冷蔵庫は置けるけどコードが届きにくい」
「電子レンジを置きたい場所にコンセントがない」
といった細かい不便が出やすいです。
5. エアコン・換気・設備の不具合を確認する
設備で見落としやすいのが、ぱっと見ではわかりにくい部分です。
たとえば次のようなものです。
- エアコンが動くか
- リモコンがあるか
- 換気扇が回るか
- 給湯器のリモコン表示
- 浴室乾燥機の動作
- 火災報知器やインターホンの状態
全部を長時間試す必要はありませんが、スイッチを入れて反応があるか くらいは見ておくと安心です。
特にエアコンは、季節によっては後回しになりやすいですが、
暑い日や寒い日が来てから不具合に気づくとかなり困ります。
6. ベランダ・共用部も軽く確認する
部屋の中だけでなく、ベランダや玄関前も少し見ておくと安心です。
見たいのは、次のようなことです。
- ベランダの汚れや排水
- 物干しの状態
- 玄関前の段差
- ゴミ置き場の場所
- 駐輪場や駐車場の位置
- 宅配ボックスの有無や使い方
ここは退去時のトラブルというより、生活初日から困らないための確認です。
引っ越し当日や翌日は想像以上にバタつくので、先に位置を見ておくだけでもかなり違います。
7. 気になるところは写真で残す

入居前チェックでいちばん大事なのは、気になる点を記録に残すことです。
おすすめなのは、次の残し方です。
- 部屋全体がわかる写真
- 傷の位置がわかる少し引いた写真
- 傷がはっきり見えるアップの写真
- 日付がわかる状態で保存する
- 気になる箇所ごとにまとめておく
写真は「傷だけアップで撮る」より、どこの場所かわかる写真とセットにしたほうが後で説明しやすいです。
必要なら、気になる箇所を一覧にして、管理会社へ早めに共有しておくとさらに安心です。
8. 気になる不具合は早めに連絡する
傷や設備の不具合を見つけたら、できるだけ早めに管理会社や大家さんへ連絡します。
このときは、
- どこに
- どんな状態で
- 入居前から気づいていたのか
- 写真があるか
を簡単にまとめて伝えるとスムーズです。
あとでまとめて伝えようと思っていると、生活が始まってから忘れやすいです。
「最初からあったもの」と伝えやすいタイミングは、やはり入居直後です。

よくある失敗と対策
失敗1:荷物を入れてから確認しようとして、傷が見えなくなる
段ボールや家具を置いてから確認しようとすると、床や壁の状態が見えにくくなります。
- 家具の後ろが見えない
- 床のへこみがわかりにくい
- 写真を撮っても場所が伝わりにくい
対策: 入居前チェックは、できるだけ荷物を入れる前に済ませます。
失敗2:写真を撮ったけど、どこの傷かわからない
アップだけ撮って満足してしまい、あとで見返したときに場所がわからなくなるケースです。
- 部屋全体との位置関係がわからない
- 同じような壁や床が多い
- 管理会社に説明しづらい
対策: 写真は「部屋全体 → 少し引き → アップ」の順で残します。
失敗3:水回りを見たつもりで、実際には流していなかった
見た目だけ確認して、実際に水を出したり流したりしていないケースです。
- 排水の遅さに気づかない
- 水漏れに気づかない
- においの確認ができていない
対策: キッチン・洗面台・お風呂・トイレは、実際に少し使って確認します。
失敗4:設備の不具合を見つけたのに、連絡を後回しにする
「あとでまとめて連絡しよう」と思っているうちに、生活が始まって忘れてしまうケースです。
- 写真を撮っただけで安心してしまう
- 家具の配置や片づけで頭がいっぱいになる
- 連絡するタイミングを逃す
対策: 気になる点は、入居当日か翌日までに連絡するつもりで動きます。
迷ったら、この順番で動けば大丈夫です
入居前チェックは、完璧にやろうとすると大変ですが、見る順番を決めると進めやすいです。
まずやることは、次の4つです。
- 床・壁・天井の傷を見る
- 水回りを使って確認する
- ドア・窓・設備の動作を見る
- 気になる点を写真で残して連絡する
入居前チェックで困りやすいのは、確認することが多くて、結局あと回しになることです。
逆にいえば、傷・水回り・設備・写真の4つに絞れば、短時間でもかなり整理できます。
まずは新居に入ったら、
荷物を置く前に、部屋全体をスマホで一周撮るところから 始めてみてください。
あわせて読みたい
- 引っ越し前の準備を全体で確認したい方は、引っ越し前にやることチェックリスト もどうぞ。
- 新居の採寸をまだしていない方は、新居で採寸すべき場所 もあわせて確認してみてください。
- 退去時の流れも先に見ておきたい方は、退去立ち会いで確認すること も役立ちます。

