いま気持ちが落ち着かなくて当然です。
ここでは「今すぐやること」「今日やらなくていいこと」を分けて、最短の行動だけに絞って進みます。迷ったら、“小さく仮決め”→“あとで直す”でOKです。
まず最初に——気持ちと段取りの優先順位
- 最優先は3つだけ
- 近い家族へ連絡 2) 安置先の確保 3) 日程の仮押さえ(2候補)
- 決めきれなくてOK:式の規模・宗派・会場は“仮”で進めて、明日見直せます。
- あなた一人で抱えない:連絡・会計・受付など役割を分けると、気持ちの余白ができます。
メモ:涙や動揺は自然な反応です。段取りの電話で声が震えても大丈夫。相手は慣れています。
ケースで見る:当日〜翌日(3つのよくある状況)

ケースA:突然の訃報、遠方の実家(自分は子ども世代)
- 今すること:
- 親族のキーパーソン(叔父・叔母・兄弟)に電話
- 地元の葬儀社へ「安置と仮日程」だけ依頼
- 翌朝、会場と規模を家族LINEで相談
- 後回しでいいこと:香典返し、料理や返礼品の細部、弔電の文面
ケースB:入院先で看取り、宗派はあるが段取りは不明
- 今すること:
- 病院のソーシャルワーカーに搬送先と葬儀社の相談
- 菩提寺があれば日時の目安だけ共有(詳細は翌日でOK)
- 後回しでいいこと:祭壇のデザイン、会葬礼状の文面
ケースC:家族葬で静かに送りたい(参列は親族中心)
- 今すること:
- 家族葬・小規模で仮決め → 会場候補を2つ
- 参列は親族中心と伝え、弔問は日程が決まり次第のアナウンス
- 後回しでいいこと:会葬返礼品の単価、集合写真の有無
すぐ使える電話・連絡テンプレ

葬儀社への最初の連絡(電話)
「家族が亡くなりまして、安置先の手配と通夜・葬儀の仮日程を相談したいです。
宗派は(未定/○○宗)、規模は(家族葬を予定)、だいたい(○〜○名)です。
今日は仮決めで、明日詳細を詰めたいです。」
親族・勤務先への連絡(ショート版)
「○○(続柄)が本日○時に亡くなりました。通夜・葬儀は(○日 or 未定)を予定しています。
詳細は明日連絡します。取り急ぎのご報告まで。」
LINE用:参列を控えてもらう案内(家族葬)
「家族の希望で家族葬とさせてください。お花やご香典のお気遣いはお気持ちだけ頂戴します。
後日落ち着きましたらご挨拶させてください。」
全体タイムライン(やること早見表)
| 時期 | やること(最低限) | できたらベター | まだやらなくていいこと |
|---|---|---|---|
| 当日〜翌日 | 連絡/安置/仮日程 | 宗派・規模の目安 | 返礼品の選定、会葬礼状 |
| 1〜3日 | 会場・人数・見積り内訳の確認 | 受付・会計担当の決定 | 参列者全員分の細かな配席 |
| 火葬当日 | 進行表の最終確認 | 受付動線・釣銭準備 | 返礼の個別カスタム |
| 1〜7日 | 初七日(同日または後日)/香典返し準備 | 役所・保険の手続き着手 | 四十九日の出欠の確定 |
| 2〜7週 | 四十九日法要/納骨先の決定 | 見学チェック(雰囲気・アクセス・費用) | 祭壇や法要の細部演出 |
ポイント:迷ったら人数×会場×オプションで費用の枠を作り、不要オプションは外す。
訃報〜通夜(当日〜翌日)——気持ちの波を前提に
1) 連絡の順番と“短く伝える”
- キーパーソン → 親族 → 勤務先(文面はテンプレでOK)
- 迷ったら電話→詳細は明日LINEの二段構え
2) 安置先と搬送
- 自宅/斎場/民間安置施設のいずれか
- 病院のSW(相談員)に聞くと最短で繋がります
3) 仮決め3点(10分でOK)
- 規模(家族葬中心 or 一般参列あり)
- 形式(宗教/無宗教/直葬)
- 日程(通夜・葬儀の候補を2つ)
持ち物:診断書、連絡先リスト、故人の写真データ、喪服・数珠、現金少額
葬儀〜火葬(1〜3日)——現場で慌てないために

会場・人数・式次第
- 参列見込みを「○〜○名」で幅取り
- 進行表(通夜→葬儀→出棺→火葬)を家族で共有
見積りの見方(“合計”より“内訳”)
- 式場費/料理・返礼品/車両/宗教者謝礼/火葬料/オプション
- 価格は単価×数量で点検、不要オプションを外す
- 比較時は同条件(人数・会場時間)で並べる
受付・会計・弔電
- 受付=2名、会計=1名、進行補助=1名が目安
- 黒ペン、香典袋予備、芳名帳、釣銭を準備
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初七日〜四十九日——「いつまでに何を」だけ押さえる

初七日(同日 or 後日)
- 寺院・会場の都合で葬儀当日に同時実施も実務的
- 返礼は即日(会葬返礼) or 後日(カタログ)を選択
四十九日法要の準備
- 僧侶・会場・親族の予定をまず仮押さえ
- 案内はLINE+紙の二本立てが無難
納骨の決め方(迷ったら見学)
- 既存墓/納骨堂/樹木葬/永代供養
- 見学ポイント:アクセス・費用・管理体制・雰囲気
- 改葬が必要なら受入証明・許可申請を先に確認
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迷いやすいテーマの“やっていい/やらなくていい”
- 弔問・香典を辞退したい → 文面で「お気持ちだけ頂戴します」と明記でOK
- 写真を何で用意? → スマホ写真で可。斎場でトリミングやレタッチ対応可
- 服装が揃わない → 喪服が無くても地味な黒・紺で大丈夫(子どもは特にOK)
- 予算に不安 → 規模を家族葬の最小構成にして、返礼や料理は後日対応も可
費用の目安(ざっくり幅で考える)
| 規模 | 参列人数 | 目安総額(会場・飲食・返礼・宗教者・火葬 含) | メモ |
|---|---|---|---|
| 直葬(火葬式) | 〜10名 | 10〜30万円前後 | 式は行わず火葬のみ。後日お別れ会も可 |
| 家族葬(小規模) | 10〜30名 | 40〜100万円前後 | 料理・返礼の有無で変動が大きい |
| 一般葬 | 30名〜 | 100万円〜 | 会場規模・地域慣習で差が出やすい |
考え方:まずは上限レンジを決めて、人数×会場×オプションで調整。
必要書類チェックリスト(保存用)

- 死亡診断書(または死体検案書)
- 火葬許可申請/埋葬許可
- 斎場・会場の申込書
- 戸籍・住民票・健康保険証(返納)
- 年金停止手続き関係
- 生命保険請求書一式
- 銀行・証券・クレジット等の連絡先控え
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よくある質問(心の負担によりそう形で)
Q. いま何も決められません。どう進めれば?
A. “今日の3つ”だけで十分です。①近い家族に連絡 ②安置先 ③日程の仮押さえ。ほかは明日でいいです。
Q. 家族葬で角が立ちませんか?
A. 「本人の希望で静かに見送りたい」と事前に一言添えれば大丈夫。お花や香典はお気持ちだけで受けない形も一般的です。
Q. 四十九日に間に合わないかも…
A. 宗教観やお寺の方針によります。まずは法要日程の確保を優先。納骨は後日でも実務上問題ないことが多いです。
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