引っ越しの荷造りで、地味に時間を吸われるのが 食器・割れ物 です。
「割れたらイヤで慎重になりすぎる」→「結局あと回し」→「前日に地獄」になりがちなんですよね。
この記事では、家にあるものでOKな梱包方法を、最短で割れにくく・開けやすい形にまとめます。
忙しい人は、まず 「結論」と「梱包チェックリスト」だけ読めば今日やることが決まります。
結論:割れない梱包は「立てる+隙間ゼロ+重ねない」でほぼ勝てる
ポイントはこの3つです。
- 皿は基本“立てる”(平積みしない)
- 箱の中の隙間をゼロにする(揺れ=破損)
- 重いものを上に乗せない(下:重い/上:軽い)
このルールだけ守れば、テクニックより安定します。

まず用意するもの(家にあるものでOK)
買い足しなしでも進みます。足りない分だけ追加でOK。
- 段ボール(小さめ推奨:重くなりすぎない)
- ガムテープ
- 緩衝材(どれでもOK)
- タオル/フェイスタオル
- Tシャツ/靴下
- キッチンペーパー
- チラシ紙/コピー紙
- プチプチ(あれば強い)
- 無地シール(ラベル用)+油性ペン(色分けできるとさらに楽)
梱包チェックリスト(食器・割れ物 共通)
事前(箱を作る前)
- □「割れ物専用箱」を作る(他ジャンルを混ぜない)
- □ 段ボール底を補強(ガムテープを十字+外周)
- □ 箱の底にクッション(タオルor紙を厚めに)
- □ “開梱優先度”を決める(例:当日/1日目/あとで)

詰めるとき(箱の中)
- □ 重い→下/軽い→上
- □ 隙間を全部埋める(揺れをゼロに)
- □ 1箱を重くしすぎない(持ち上げて「ヤバい」と思ったら分ける)
- □ 上にも薄くクッションを入れてフタ閉じ
ラベル(これで迷わない)
- □ 「部屋名+中身+優先度」を書く
例:キッチン/食器(割れ物)/1日目 - □ できれば 天地無用・ワレモノも追記
食器の包み方(これだけ覚えればOK)
皿(平皿・小皿)
- 基本は立てる(レコード方式)
- 1枚ずつ紙orキッチンペーパーで挟む
- 皿同士が直接当たらないように“間”を作る
NG:平積み
上の皿の重み+揺れで割れやすいです。

茶碗・どんぶり・ボウル
- 1個ずつ包む(内側にも紙を軽く詰めると強い)
- 箱には 口が上 になるように置く
- 周囲の隙間を紙や布で埋める
グラス・コップ・マグ
- まず紙でぐるっと1周 → 取っ手があるものは取っ手部分を厚めに
- 可能なら “立てて”入れる(寝かせるより安定しやすい)
- 上から軽いクッションを追加して動かないように固定
瓶・調味料・液体(割れる+漏れるのダブル事故を防ぐ)
- フタを締める → ビニール袋に入れる(2重が安心)
- 瓶同士を離して、間をクッションで埋める
- 液体は「横倒し」が漏れやすいので、可能なら立てる
段ボールの詰め方(割れやすい人がやりがちなミスを潰す)
① まず底を固める
- 底クッションを厚めに(ここケチると割れやすい)
② “壁”を作って固定する
- 紙・タオルで隙間を埋めて、箱の中で食器が動かない状態にする
③ 1箱を軽くする(超重要)
- 食器はすぐ重くなります。
- 重い箱は 落とす・持ち直す・底が抜ける の事故が増えます。
よくある失敗と対策
失敗1:皿を平積みして、到着後にヒビや欠けが見つかる

よくある状況
「時間ないし、重ねた方が早い」と思って、皿を10枚くらい平らに積んで梱包。
引っ越し後に開けてみたら、いくつかに細かいヒビ、縁が欠けていた…というパターンです。
割れていなくても、“ヒビが入って後から割れる”こともあります。
なぜ起きる?
平積みだと、上の皿の重みがそのまま下へかかります。そこに運搬の揺れが加わって、一点に負荷が集中しやすいです。
対策(最短)
- 皿は基本 立てて入れる(レコード方式)
- 1枚ずつ 紙やキッチンペーパーで挟む
- 箱の中で動かないように 隙間を埋める
失敗2:隙間だらけで、箱を持つと中でガチャガチャ鳴る
よくある状況
食器を包むことに集中して、箱に入れたら「まあ大丈夫だろう」とフタを閉じる。
持ち上げた瞬間、中でカチャカチャ音がする。でも「もう閉じたし…」でそのまま出してしまう。
なぜ起きる?
破損の原因は“落下”だけじゃなくて、運搬中の揺れでぶつかり続けること。
少しの隙間でも、移動中に何回も衝撃が蓄積して欠けます。
対策(判断基準つき)
- フタを閉じる前に箱を軽く揺らして、音がしたら隙間埋めが不足
- 隙間は 紙・タオル・靴下などで全部埋める(買い足し不要)
- 上面にも薄くクッションを入れて、フタで中身を軽く押さえる
失敗3:1箱が重すぎて、持ち上げたときに落とす/底が抜ける

よくある状況
「食器は割れ物だからまとめた方が安心」と思って1箱に集約。
結果、箱が想像以上に重くなって、階段や玄関で持ち直した瞬間に箱をぶつける or 手が滑る。
最悪、底が抜けて中身が一気に落ちます。
なぜ起きる?
食器は密度が高くて、少量でもすぐ重量オーバーになります。
重い箱は「落とす」だけじゃなく、腕が疲れて壁や床に当てやすいのが問題。
対策(迷わないルール)
- 食器は 小さめ段ボールで運用(重くしない)
- 底は 十字+外周で補強
- 持ち上げて「重い」と感じたら、そこで分割(あとで、ではなくその場で)
失敗4:グラスの取っ手・薄いガラスが、見た目は無事でも後から割れる
よくある状況
マグやワイングラスを包んだつもりでも、取っ手や細い脚は保護が薄いまま。
到着後、取り出したときにパキッと割れる、洗ったときにヒビに気づく…という“遅れてくる破損”。
なぜ起きる?
ガラスの弱い部分(取っ手・脚)に負荷が集中して、運搬中に微細なヒビが入りやすいからです。
対策(効くところだけ厚く)
- 取っ手・脚は そこだけ厚めに(紙を巻き足す/タオルを当てる)
- できれば 立てて入れる(寝かせると負荷がかかりやすい)
- グラス同士は必ず離して、間をクッションで埋める
失敗5:開梱で詰む(必要な食器が見つからず外食続き)

よくある状況
全部「キッチン」とだけ書いて箱を閉じる。
引っ越し初日、箸やコップが見つからず、段ボールを何箱も開けて疲れ果てる。
結果、片付けが止まり、段ボールが増え続けるパターン。
なぜ起きる?
開梱は「必要なものから取り出せるか」で難易度が変わります。
ラベルが弱いと、探す→開ける→散らかる、の流れになりがちです。
対策(ラベルを少しだけ具体に)
- ラベルは 部屋名+中身+優先度
例:キッチン/食器(割れ物)/1日目 - さらに余裕があれば、
コップ多め子ども用など一言足す - “1日目箱”を作って、コップ・皿・カトラリーを最小セットでまとめる
まとめ
食器やグラスの梱包は、特別な道具よりも「割れる原因を作らない」ほうが大事です。
皿は立てて入れる、箱の中の隙間をなくす、重さを分散して小箱にする——この3つを守るだけで、破損の不安はかなり減ります。
もし今、荷造りが進まずに止まっているなら、まずはコップと皿を“1箱だけ”作ってみてください。
「音がしない箱」を1つ作れたら、同じやり方で増やすだけなので、そこから一気に楽になります。
梱包が終わったら、次は当日に困らないように「最初の1箱(すぐ使うセット)」を作っておくのがおすすめです。
引っ越し当日のバタバタを減らして、新居でのスタートを少しでも軽くしていきましょう。


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