はじめに:ノートを買う前に「話す・集める・整理する」
終活ノートを買ったものの、
「何を書けばいいのか分からない」と止まってしまう人は多いです。
実は、ノートを書く前にやっておくべきことが3つあります。
それを先にやっておくだけで、終活がぐっとスムーズになります。
① 家族と「どこまで共有するか」を話しておく
ノートの内容には、個人の想いや資産、医療希望など、
プライベートな情報が多く含まれます。
すべてを家族に見せる必要はありませんが、
「何を書いて、どこまで共有するか」を決めておくと安心です。
たとえば──
自分の想いは全員に共有
銀行・資産情報は一部の家族だけ
医療・介護の希望はパートナーと子どもに
こうした線引きを先に決めておくことで、
書く時に迷わず済みます。
② 必要な情報を少しずつ集めておく
ノートを書く前に、「メモ帳やスマホのメモ」で情報を少しずつ集めておきましょう。
集めておきたい項目の例:
自分名義の銀行・保険・年金などの連絡先
かかりつけ医、よく利用するお店
大切にしている人の連絡先
家族や友人へのメッセージ
ノートを開いたときに、すぐ書き写せる状態にしておくのが理想です。
③ ノートを使う目的を決めておく
ノートを“誰のために”書くのかを意識すると、
内容の優先順位が自然に決まります。
たとえば──
自分が安心して生きるため
家族が困らないようにするため
これまでの人生を振り返るため
この「目的」を最初に1行だけでも書いておくと、
ノートに一貫性が出て、後悔のない記録になります。
おわりに:ノートは「完璧」でなくていい
終活ノートは、“埋めるもの”ではなく、“続けるもの”です。
最初から全部書かなくても大丈夫。
思いついた時に少しずつ書き足していけば、それが立派な記録になります。
次回は、
▶ 「終活ノートに書くべき内容と書かなくていいこと」
をわかりやすく紹介します🌿
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