はじめに:終活は“話すこと”から始まる
終活というと「お墓」「遺言」「相続」などを思い浮かべる人が多いですが、
最初の一歩は、書類でもお金でもなく 「会話」 です。
親が元気なうちに少しずつ話しておくことで、
いざという時に家族全員が安心できます。
① 親がこれからどんな暮らしを望んでいるか
まず話しておきたいのは、
「どこで、どんなふうに暮らしたいか」という希望です。
できる限り自宅で過ごしたい
体が不自由になったら施設を検討したい
一人暮らしを続けたいけど、サポートはほしい
この部分を早めに聞いておくと、
介護や住まいの選択で家族の意見がぶつかるのを防げます。
② 大切にしているもの・想いを共有する
終活は「物」だけでなく「気持ち」の整理でもあります。
大切にしている写真や手紙
長年使っている品や記念の品
どんな形で残したいか(誰に渡したいか)
親が何を大事にしているのかを聞くことで、
家族にとっても思い出の時間になります。
③ いざという時に頼りたい人・連絡先を確認する
最後に話しておきたいのは、
「困った時に誰に頼るか」です。
親戚・友人・かかりつけ医
保険・年金・銀行の連絡先
緊急時の連絡順(誰に最初に伝えるか)
こうした情報をノートにまとめておくだけで、
いざという時に大きな助けになります。
おわりに:話しづらいことほど、早めに少しずつ
親子の会話の中で「終活」という言葉を出すのは勇気がいります。
でも、“いま話しておくこと”が、後悔しないための第一歩です。
最初は雑談の中でかまいません。
たとえば「最近、友達が終活ノートを始めたらしいよ」
そんな軽いきっかけから始めてみてください🌿
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