荷造りって、服や食器はわりと進むのに、
書類と、思い出品だけは手が止まります。
写真。子どもの作品。手紙。寄せ書き。昔の通帳や通知。
引っ越しの段ボールの前で、急に時間が止まる感じ。
たぶん、あなたも今ここで止まってる。
でもね。最初に言わせてください。
捨てられないのは、あなたが弱いからじゃない。
大事にしてきた証拠です。
この記事では、無理に「捨てましょう」とは言いません。
代わりに、迷っているままでも荷造りが進むように、
“決めなくても進む仕組み”を一緒に作ります。
まず安心してほしい:全部まとめて決めようとしなくていい
思い出品って、理屈で割り切れないんですよね。
- 「もう使わない」って分かってるのに、捨てられない
- 「これを捨てたら、あの頃まで捨てちゃう気がする」
- 子どもの作品が、時間そのものに見えてしまう
それ、普通です。
だから、ここは作戦を変えます。
“捨てる/残す”を決める場所じゃなくて、
“引っ越しを乗り切る場所”にする。
今日はそれだけで十分。
結論:箱は4つだけ。迷ったら「保留」でいい
ここから先は、テンプレです。
難しいことはしません。
箱(または紙袋でもOK)を4つ用意してください。
- ① 重要箱(絶対なくしたくない)
- ② すぐ使う箱(引っ越し前後2週間)
- ③ 思い出箱(“代表だけ”入れる箱)
- ④ 保留箱(迷ったら全部ここ) ←これがあなたを救います
大事なのは、④保留箱。
今日は、決めなくていい箱です。
引っ越しは期限があるけど、思い出は期限がない。
だから、思い出は「いま決めない」を選んでいい。

ステップ1:まず「重要」だけ守ろう
思い出以前に、失くすと困るものがあります。
ここだけは淡々と避難させます。
重要箱(できれば当日バッグへ)
- 身分証(免許証、マイナンバーなど)
- 母子手帳・予防接種関係
- 通帳・印鑑・カード(必要なら)
- 契約書(賃貸、保険、車など)
- 学校・園の大事な書類
ルール:重要箱は段ボールの奥に入れない。
できれば「当日持ち歩く」に寄せます。
ここが守れたら、今日のあなたはもう合格です。
ステップ2:「すぐ使う」をまとめると、心が軽くなる
引っ越し前後って、手続きや提出物が集中します。
“必要な時に見つからない”が一番しんどい。
すぐ使う箱(2週間ボックス)
- 不動産/管理会社の書類
- 引っ越し見積書・領収書
- ライフライン・ネット関連の控え
- 学校・園の提出物
- 住所変更のメモ(やることリスト)
ここは“完璧に整理”じゃなくてOK。
まとまっていれば勝ちです。
ステップ3:思い出品は「代表だけ」でいい。残す技術を使おう
ここが一番つらいところ。
だから、やることは一つだけにします。

思い出箱は「家族1人1箱」まで
箱の大きさは、先に決めてください。
(小さめの段ボール1箱でも、紙袋でもOK)
箱のサイズが、あなたの“優しさの上限”になります。
上限があると、選べるようになります。
子どもの作品は「代表+写真」
捨てるためじゃなくて、残すためにやります。
- 立体は代表1つ
- 紙は代表数枚
- それ以外は写真に撮る(撮るだけでOK)
「写真にしたら思い出が薄くなる」って感じる人もいる。
それでも、写真はあなたにこう言ってくれます。
“捨てたんじゃない、形を変えただけ”だと。
ステップ4:迷ったら、迷ったまま「保留箱」へ
ここ、いちばん大事だから繰り返すね。
- 迷う
- 心がざわつく
- でも時間がない
その時は、決めなくていい。

保留箱に入れていいもの
- 手紙
- 写真
- なんとなく捨てられない紙
- 昔のメモ
- 「見たら泣きそう」なやつ全部
保留箱は、あなたを甘やかす箱じゃない。
引っ越しを前に進めるための箱です。
そして、保留箱にはこう書いてください。
見直し日:引っ越し後2週間
引っ越し直後は疲れてます。
その状態で思い出を選ばなくていい。
落ち着いた頃、あの箱を開けた時に、
きっと今より少し優しく選べるようになってる。
「捨てる」じゃなくて、「手放す」って考えていい
ここまで読んで、「それでも捨てられない」と思ったなら、
無理に捨てなくていい。
でも、ひとつだけ提案させてください。
思い出品は、あなたの人生の証拠です。
でも同時に、今の暮らしを圧迫してしまうこともある。
だから、今日のゴールはこれで十分。
- 重要は守った
- すぐ使うものはまとめた
- 思い出は代表だけ確保した
- 迷いは保留箱に預けた
これ、すごく前に進んでる。
最後に:今日、あなたがやるのは「決断」じゃない

思い出品の整理って、決断じゃなくて、気持ちの作業です。
だから、時間が必要。
引っ越し前の今は、時間がない。
なら、決めなくていい形で進めるのが正解です。
保留箱を閉じるとき、こう言ってあげてください。
「あとで、ちゃんと向き合う。今日はここまででいい」
それで大丈夫。
引っ越しは、進められます。


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