はじめに
・まずは「上限予算」を家族で決め、人数 × 会場 × オプションで調整します。
・迷ったら、家族葬の最小構成で仮決め → 後から料理や返礼を追加でOK。
・見積りは合計より“内訳”をチェック。不要な項目は遠慮なく外せます。
ざっくり相場(幅で考える)

地域・会場・人数で幅が出ます。まずはレンジ感を掴んでください。
| 形式 | 参列人数の目安 | 総額の目安(会場・飲食・返礼・宗教者・火葬 含む) | こんなときに |
|---|---|---|---|
| 直葬(火葬式) | 〜10名 | 10〜30万円前後 | 儀式は行わずシンプルに見送りたい |
| 家族葬(小規模) | 10〜30名 | 40〜100万円前後 | 親族中心。料理・返礼で上下 |
| 一般葬 | 30名〜 | 100万円〜 | 参列が多い/弔問対応を広く行う |
ポイント:まずは「この範囲なら安心」という上限ラインを決め、そこから項目を足し引きします。
内訳を理解する(見積りの“箱”を知る)
見積書は、大きく以下の箱で構成されます。箱ごとに要否と数量を点検しましょう。
- 式場・設備:式場使用料、祭壇、会館備品、安置料、霊柩車 など
- 飲食:通夜振る舞い、精進落とし(人数×単価)
- 返礼品:会葬返礼、香典返し(数量×単価)
- 宗教者(寺院等):お布施・お車代・御膳料
- 火葬関連:火葬料、控室料、市区町村の手数料 等
- オプション:写真、会葬礼状、供花、メモリアル演出 など
確認のコツ
- 単価 × 数量が入っているか(人数見込みが多めになっていないか)
- セット名の中身(不要オプションが紛れていないか)
- 「今回いらない」を伝える(弔問が少ないなら返礼を後日化 など)
3つの実例シナリオ(計算の流れを体験)

※数字はイメージです。実際は地域・会場で変動します。
A. 直葬(〜10名・儀式なし)
- 箱:安置+火葬+最低限の車両
- 概算:
- 火葬関連 2〜6万円(自治体差あり)
- 安置・搬送・手配一式 8〜20万円
- 合計 10〜30万円前後
- メモ:お別れ会は後日でもOK。返礼や料理は不要/最小で。
B. 家族葬(20名・会食あり)
- 箱:小ホール+祭壇(シンプル)+会食
- 概算:
- 式場・設備 20〜40万円
- 飲食(20名 × 4,000円)= 8万円
- 返礼(20名 × 1,000円)= 2万円
- 宗教者 5〜15万円
- 火葬 2〜6万円
- 合計 40〜80万円
- メモ:返礼は後日(香典額に合わせて)にすると初期費用を抑えられます。
C. 一般葬(50名・弔問対応あり)
- 箱:中ホール+祭壇(標準)+料理・返礼
- 概算:
- 式場・設備 40〜70万円
- 飲食(50名 × 4,000円)= 20万円
- 返礼(50名 × 1,000円)= 5万円
- 宗教者 10〜20万円
- 火葬 2〜6万円
- 合計 80万〜120万円超
- メモ:参列の予測が難しいときは通夜のみ軽食にして余剰を防ぐ。
“人数 × 会場 × オプション”でコントロールする

1) 人数の考え方
- 招く範囲を先に決める:親族のみ/親族+故人の友人 など
- 参列見込みは幅で申請(例:15〜25名)→料理・返礼は当日精算ができるか確認
2) 会場の選び方
- アクセス(駅・駐車)、規模、控室、安置から式まで同一場所か
- 料金は時間制のことも。延長料の有無を確認
3) オプションの取捨選択
- すぐ削れる候補:高額祭壇のグレードアップ/動画演出/紙の会葬礼状の大量印刷
- 必要最小限:写真・骨箱・仏具・会場基本備品
- 供花は“親族名で1対” など最小構成に
見積書チェックリスト(保存版)
- セットの中身(オプション)を1行ずつ明示してもらった
- 単価 × 数量の表記がある(人数は多め見積りになっていない)
- 安置料・搬送距離・時間外などの条件が記載されている
- 料理・返礼は当日確定/後日対応ができる
- 宗教者の謝礼(お布施・お車代・御膳料)の目安と支払い方法を確認
- 取消・変更手数料の条件を確認
- 見積りの有効期限がある
ワンポイント:比較するなら、同じ条件(人数・会場時間・返礼の有無)で並べるのが鉄則です。
連絡テンプレ(価格交渉・要否の伝え方)

追加を断りたいとき
「今回は家族葬で最小構成にしたいので、祭壇のグレードアップや動画演出は外してください。必要なら後から追加したいです。」
料理・返礼を後日化したいとき
「当日の人数が読めないので、料理は少なめ、返礼は後日カタログでお願いできますか?」
見積りを比較したいとき
「同条件での比較をしたいので、人数20名・会場○時間・返礼後日で再見積りをお願いします。」
隠れコストに注意
- 安置料(日数×単価/夜間料金)
- 搬送距離(km単価の超過分)
- 時間外対応(夜間・早朝の割増)
- 会場延長(1時間ごとの追加)
- 控室・駐車場(別料金の場合あり)
不明点は「これは固定費ですか、人数で増えますか?」と聞けばOK。
よくある悩みQ&A
Q. 予算が厳しいです…最低限で失礼になりませんか?
A. 失礼ではありません。直葬→後日お別れ会という形も一般的です。想いは儀式の大きさでなく、伝え方で十分に届きます。
Q. お布施はいくら包めば?相場が分からない…
A. 宗派・地域・寺院で幅があります。迷うときは「初めてで分からないので目安を伺いたい」と正直に。御車代・御膳料の有無も確認を。
Q. 参列が増えそうで読めません。どうすれば?
A. 料理は控えめスタート+当日追加、返礼は後日化が安心。会場は余裕のある広さを第一候補に。
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