エンディングノートアプリ比較|家族共有とバックアップで“迷子ゼロ”

エンディングノートアプリの比較

紙で7割埋めて、共有やバックアップはアプリで補完。ここでは実在する3サービスを、家族共有のしやすさ・継続運用のしやすさの観点で比較します。
※ 仕様は変わる可能性があります。最新は各公式リンクでご確認ください。


まず結論:おすすめ3選

迷ったら定番
わが家ノート by MUFG — エンディングノート中心。家族に何を・いつ伝えるかまで整理しやすい入門向け。
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家族でしっかり共有
つなぐノート伝えるタイミングの指定コメント/依頼など、家族連携が分かりやすい。
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セキュリティ配慮で選ぶ
GOOSE(つなまも)写真で記録→クラウド保管の考え方。開示相手/タイミングの設定ができる。
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失敗しない選び方

  • 共有相手は誰? 夫婦だけ/親子3人以上/遠方の家族
  • どこまで預ける? 実パスワードは入れず保管場所メモまで
  • 印刷・エクスポートがあると紙との併用がラク
  • 通知・履歴があると更新の見落としが減る
  • バックアップ(自動/手動)と2段階認証の有無

比較表

サービス名家族共有の考え方主なポイントエクスポート/印刷セキュリティ・運営の安心材料向いている人
わが家ノート by MUFG公式家族・タイミング(例:今すぐ/認知症診断後/死亡後)を項目ごとに整理エンディングノートの主要カテゴリを網羅/写真・音声入力の考え方も書き出し可否・形式は運用前に要確認大手運営で安心。法的効力はない旨の説明ありまず安心感重視で始めたい
つなぐノート公式共有タイミングの指定/家族へのコメント・作成依頼資産・医療・ID/パスワード等を一括整理→家族共有形式は最新版を要確認(PDF/CSV等)共有・コメント・ID管理の説明が整理されている離れて暮らす家族と本格共有
GOOSE(つなまも)公式開示相手開示タイミング(自動開示の考え方含む)を設定項目ごとに写真で記録→クラウドに整理/見守りと併用の思想印刷・書き出し手順は事前テスト推奨危機管理の文脈で運用イメージが持てる写真で残しつつ継続運用したい

個別レビュー

わが家ノート by MUFG

総評
「まず一歩」を踏み出しやすいエンディングノート中心の設計。入力した情報を誰に・いつ伝えるかまで項目単位で整理できるので、“家族への渡し方”がイメージしやすい。健康系の付加機能や家族の見守りも同居しており、日常の利用→ノート更新につながる導線を作りやすい。

良いところ

  • 主要カテゴリ(基本情報/医療・介護・葬儀の希望/資産メモ/大切な人へのメッセージ等)を抜けにくい順で入力できる
  • 文章だけでなく写真・音声といった“記録の粒度”を柔らかく選べる
  • 伝達タイミング(例:今すぐ・認知症診断後・死亡後)の考え方があり、家族に“いつ何を見せるか”を調整しやすい
  • 大手運営のため、心理的ハードルが低い

注意・弱点

  • 健康機能など終活以外の要素もあり、ストイックに整理したい人にはやや賑やか
  • 書き出し・印刷の形式や手順は仕様依存のため、運用前テストが安全

運用前に確認したいこと

  • 家族の権限(閲覧/編集)と伝達タイミングの設定範囲
  • 書き出し/印刷の可否・手順(PDF等)
  • バックアップの取り方(自動/手動・復元手順)

はじめ方(1週間)

  1. Day1:基本情報・連絡先を1ページずつ
  2. Day3:資産の保管場所メモを中心に3項目だけ入力(残高は書かない)
  3. Day5:伝達タイミングを3項目だけ試しに設定
  4. Day7:家族1名を「閲覧のみ」で招待→見える範囲を一緒に確認

こんな人に

  • 安心感重視で、まず“形にする”ことを最優先したい

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つなぐノート

総評
家族共有の運用を回すのに強い。資産・医療・ID/パスワードなど多様な情報を一括管理し、伝えるタイミングを選んで共有できる。コメント作成依頼が用意され、“家族で一緒に整える”前提のワークフローが作りやすい。

良いところ

  • 共有タイミングの指定(“今・有事 など”)+コメント/依頼で、更新・確認のやり取りがスムーズ
  • ID/パスワードなどデジタル領域の棚卸しにも触れており、紙+アプリ併用の導線を設計しやすい
  • 公式の説明が整理されていて初期設定の迷いが少ない

注意・弱点

  • 権限の粒度書き出し形式はアップデートの影響を受けやすい
  • 多機能ゆえ、最初の設定項目はやや多め

運用前に確認したいこと

  • 家族ごとの閲覧/編集の設定範囲
  • 通知・変更履歴の見え方(頻度・内容)
  • エクスポート(PDF/CSV 等)の有無と印刷レイアウト

はじめ方(1週間)

  1. Day1:家族で共有ルール(誰が見る/編集する)を決める
  2. Day2:資産・IDは“保管場所メモのみ”で仮入力
  3. Day4:家族へ作成依頼コメントで分担
  4. Day7:通知と履歴の見え方を一緒にチェック

こんな人に

  • 離れて暮らす家族とも計画的に共有・更新したい

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GOOSE(つなまも)

総評
危機管理×ライフノートの発想がはっきりしている。ノートは写真ベースで素早く記録でき、開示相手開示タイミング(自動開示の考え方含む)を設定できるのがユニーク。“いざ”の伝達設計を意識しやすい。

良いところ

  • 写真で記録できるため、通帳・保険証券など“現物の所在”を残しやすい
  • 開示請求/自動開示の考え方が提示され、有事の伝達設計を前倒しで決めやすい
  • 見守りと併用できる思想で、継続運用がはまりやすい

注意・弱点

  • 自動開示など挙動の理解が必要。家族側の見え方も含めて開示テスト推奨
  • 印刷・書き出しは手順確認が必須(家族が紙で確認できる体制を)

運用前に確認したいこと

  • 写真データの解像度・保存容量/整理(タグ・フォルダ)
  • 端末紛失時の復元手順(バックアップ)
  • 2段階認証やアカウント保護の設定

はじめ方(1週間)

  1. Day1:重要物の写真(通帳・保険証券の在処など)を3枚だけ登録
  2. Day3:開示相手と条件を1つ設定(例:子ども=常時/友人=有事)
  3. Day5:クラウド整理(ノート名・タグ)
  4. Day7:家族と開示テストを実施

こんな人に

  • 写真でサクッと記録し、有事の伝達まで仕組み化したい

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紙→アプリ移行テンプレ(そのまま使える)

  1. 紙のノートで基本情報・連絡先・医療の希望を埋める(=まず7割)
  2. アプリに保管場所メモ連絡先を登録
  3. 家族を1名だけ招待してテスト(最初は“閲覧のみ”)
  4. PDF書き出し/印刷を一度テスト(万一に備えて紙も用意)
  5. 月1回の見直し日を決め、通知/履歴で更新を確認

セキュリティ&プライバシーのチェックリスト

  • 2段階認証(2FA)を有効化
  • 実パスワードは入れず、保管場所メモまで
  • 共有権限は最小限(まずは閲覧のみ)
  • バックアップの手順を家族1人が把握
  • 退会・データエクスポートの手順を確認

よくある疑問(FAQ)

Q. 紙とアプリ、どっちが安全?
A. 家庭環境によります。紙は保管場所の徹底、アプリは権限設定+2FAが鍵。

Q. すべてのID/パスワードを入れる?
A. 原則入れない保管場所メモ連絡先までに留める。

Q. 家族へどう伝える?
A. 共有範囲を先に決め、コメント/メモで“最初のひと言”を残す。


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