引っ越しは大人だけでも大変ですが、子どもがいると予定が崩れやすくなります。
だからこそ「いつ・何を・どこまで」を先に決めて、スケジュールを固定してしまうのが一番ラクです。
この記事では、1か月前→2週間前→1週間前→3日前→前日→当日の“現実的に回る”スケジュール例をまとめます。
今日やること
- 引っ越し日(確定 or 候補)を1つ決める
- 家族の役割をざっくり決める
- 手続き担当
- 荷造り担当
- 子ども担当
- 「絶対に守るもの」を1つだけ決める
- 例:子どもの睡眠、当日の朝ごはん、ネット死守 など

子連れ引っ越しの基本ルール
- 子ども用品は最後まで残す(いつも通りを守る)
- 「当日すぐ使うセット」を最優先で作る(生活が回る)
- 手続き・予約は前倒し(繁忙期は特に)
1か月前:やることを固定する週

ここで“勝ち”が決まります。1か月前は、作業よりも 決める・予約する・見える化が中心です。
1か月前チェックリスト
- 引っ越し日程と移動方法を決める(平日/土日、繁忙期も考慮)
- 引っ越し業者を比較して予約する(見積もりは早め)
- 新居の採寸をして、購入計画を立てる
- 退去関連の段取り(解約連絡、立ち会い日調整)
- ライフライン(電気/ガス/水道)とネットの手続きを進める
- 役所手続きの流れを確認(転出/転入/転居)
- 園・学校の確認(期限、必要書類、面談の有無)
園・学校が絡む場合は、まず「期限」だけ先に押さえる(中身は後でOK)
2週間前:荷造りを回す週
ここからは、梱包テクよりも 迷いを減らす仕組みが効きます。

2週間前チェックリスト
- 荷造りのルールを決めて開始(捨てる/残す/保留)
- 段ボールの置き場を1か所に固定する(家が崩れない)
- 「保留箱」「当日箱」「子ども箱」を用意する(迷い停止)
- 使わない部屋・季節物から詰める(“生活”は最後)
- 子どもに説明する(いつ・どこで・何が変わるかを短く)
子どもへの声かけ(テンプレ)
- 「◯日(引っ越しの日)に新しいおうちに行くよ。いつもの◯◯(ぬいぐるみ/絵本)は一緒に持っていこうね。」
1週間前:当日をラクにする週
1週間前は、「当日が回るかどうか」を作る週です。ここが抜けると当日が一気に苦しくなります。

1週間前チェックリスト
- 当日の持ち物(別バッグ)を仮でまとめる(貴重品・充電・書類)
- 冷蔵庫の中身を減らし始める(献立で調整)
- ガスの立ち会いなど、時間が決まるものを再確認
- 子どもの預け先・送迎の段取り(当日/前日の動線を確定)
- 住所変更の“抜け漏れ候補”をメモしておく(あとで一覧化しやすい)
3日前:家を崩さず終わらせる

3日前チェックリスト
- 日常で使うもの以外は基本的に箱へ
- 掃除道具を「1セット」にまとめて最後まで使う
- 新居で最初に欲しい場所(寝床・洗面)だけ開梱しやすくしておく
前日:子ども優先で「当日すぐ使うセット」を完成
前日は、荷造りの追い込みより 当日の事故を減らすのが最優先です。
前日チェックリスト
- 「当日すぐ使うセット」を完成させる(子ども優先)
- 子ども用品(着替え・オムツ/おしりふき・薬・保険証)を別管理
- 充電(スマホ/モバイルバッテリー)を満タンに
- 当日の朝ごはん・飲み物を決めておく(迷いゼロ化)
- 玄関に「出すもの」をまとめる(忘れ物が減る)
前日にやらないこと(子連れのNG)
- 子どもの生活リズムを崩すほど夜更かしして詰め切る
- 前日は「8割で勝ち」です
当日:家族が回る最短ムーブ

当日チェックリスト(朝〜搬出)
- 別バッグ(貴重品/鍵/書類/充電)を最初に確保
- 子どもには「安心セット」を渡す(おやつ/飲み物/小さなおもちゃ)
- 指示役を1人に固定する(夫婦で同時に指示しない)
- 新居では「寝床→洗面→キッチン」の順で最低限だけ整える(今日はここまででOK)
年齢別:ここだけ足せばOK
0〜2歳(赤ちゃん)
- ミルク/離乳食/オムツは「当日箱」ではなく「別バッグ」へ
- いつもの寝具(タオル/ブランケット)は最後まで残す
3〜6歳(幼児)
- 事前に「新居の写真」を見せる(不安が減る)
- 役割を1つ渡す(例:「シール貼り係」など)
小学生
- 「自分の箱」を作る(学用品・ゲーム・本)
- 転校が絡む場合は、期限と提出先だけ先に固定(中身はあとで)
よくある失敗(回避策つき)
荷造りが遅れて徹夜 → 当日、家族全員がグダグダになる
平日は仕事と育児で手が回らず、「週末にまとめてやればいいか」と先延ばし。
気づけば前日の夜、リビングに段ボールの山。子どもは興奮して寝ない。親は焦って手が止まり、結局ほぼ徹夜。
当日は寝不足で判断力が落ちて、忘れ物・ケガ・段取りミスが一気に増えます。
- よくある状況
- 夜になっても段ボールが山で、足の踏み場がない
- 何から詰めるか決まらず、手だけ動いて進まない
- 子どもが寝ない→親も寝られない→朝からイライラ
- 回避策
- 2週間前から「1日◯箱」を固定(少なくてOK)
- “保留箱”を作って迷いを止めない(判断は後回しで進める)
- 前日は「8割で勝ち」にして睡眠を守る(当日の勝率が上がる)
子どものものが行方不明 → 「いつもの」がなくて当日荒れる

朝、着替えを探しても見つからない。お気に入りのぬいぐるみもどこかの箱。
「ちょっと待ってね」が続いて、子どもが不安定に。親も焦って声が強くなる。
この状態で引っ越し業者さんが来たら、もう収拾がつきません。
- よくある状況
- 着替え・オムツ・保険証・薬が“どの箱か分からない”
- ぐずった時に「安心グッズ」が出てこない
- 玄関で探し物が始まり、出発が遅れる
- 回避策
- 「子ども箱」を1つ作り、最後まで家族が管理する
- 当日はさらに「別バッグ」に入れて持つ(箱に入れない)
- 目印ルールを決める(例:子ども箱はテープ色を統一)
当日、何も食べられない → 親がイライラ、子どもがぐずる
朝ごはんを作る余裕がなく、コンビニに寄ろうとしても時間がない。
移動中に子どもが「お腹すいた」と言い出し、泣いてしまう。大人も空腹で余裕がなくなる。
新居に着いても「飲み物どこ?」「お箸ない…」で小さなストレスが積み重なります。
- よくある状況
- 朝ごはんが決まらず、出発が遅れる
- 昼が抜けて、子どもがぐずる・眠い・泣く
- 新居で食べるものがなく、片付けどころじゃない
- 回避策
- 前日に朝ごはんを決め打ち(買う/作らないで済むもの)
- 飲み物・おやつを“安心セット”に入れておく
- 「最初の1箱」に紙皿・割り箸・ウェットティッシュを入れる
手続きが後回し → ネット/ガスが間に合わず生活が止まる

「荷造りが先」「役所はあとでいい」と思っていたら、予約枠が埋まっていた。
ガスの立ち会いは数日先、ネット工事は2週間待ち。
新居で“生活が回らない”状態になると、子どもも親も一気に疲れます。
- よくある状況
- ガスが開かず、お風呂に入れない
- ネットがなくて在宅/学習が詰む
- 手続きの電話や申込が増えて、引っ越し後も消耗する
- 回避策
- 1か月前に「予約が必要なもの」を先に確定
- ネットは“つなぎ”の候補だけでも決めておく
- 立ち会いの有無を早めに確認(ガス)
「片付け」まで当日にやろうとする → 新居初日が地獄になる
新居に着いた瞬間、「よし、全部片付けよう」と箱を開け始める。
気づけば床にモノが散らかって、寝る場所が確保できない。子どもは落ち着かず、親は焦る。
初日は“完成”を目指すほど詰みやすいです。
- よくある状況
- 全部開け始めて散らかり、逆に片付かない
- 寝床が作れず、家族が疲れてイライラ
- 必要なものが埋もれて探し物が増える
- 回避策
- 新居は「寝床→洗面→キッチン」だけ整える(今日はここまででOK)
- それ以外は“仮置きOK”にして、後日最適化する
- 開ける箱に優先度をつける(最初の1箱→生活箱→その他)
まとめ:段取りが8割。スケジュールを固定してラクにしよう
子連れ引っ越しは、完璧より「回る仕組み」が大事です。
1か月前→2週間前→前日のやることを固定して、迷わず進めましょう。


コメント