退去立ち会いの確認ポイント|揉めないための準備・当日の流れ・チェックリスト

引っ越し準備

引っ越し前は、やることが多すぎて頭がパンパン。
そこに「退去立ち会い」「原状回復」「敷金精算」が加わると、正直それだけで気が重いですよね。

とくに子育て中だと、当日は子どもの対応もしながらで、細かい確認まで気が回りません。
だからこそ、退去立ち会いは “その場で全部決める”のではなく、“現状を一緒に確認して記録する日” と割り切るのがコツです。

この記事では、当日に慌てないための準備と、見落としやすい確認ポイントをチェックリストにしました。

結論:退去立ち会いで揉めないコツは「3つだけ」

先に結論から言うと、意識するのはこれだけです。

  • ① 記録を残す(写真・動画・メモ)
  • ② その場で金額確定しない(見積明細は後日でOK)
  • ③ “通常損耗/経年劣化”と“借主負担”を切り分ける

原状回復の基本的な考え方は、国交省のガイドラインでも
借主の故意・過失などによる損耗は借主負担」「経年変化や通常損耗は貸主負担」が原則として整理されています。

まずここから:退去立ち会いチェックリスト(まとめ)

事前(当日までに)やること

  • 賃貸借契約書を確認(特約があるかだけチェック)
  • 退去日・立ち会い日時を確定(荷物搬出後が理想)
  • 退去前の簡易掃除(“汚れ”と“傷”を切り分けやすくする)
  • 撤去・原状戻し(自分で付けた棚/フック/突っ張り棒/シールなど)
  • 入居時の写真があれば探す(スマホのアルバムでOK)

当日の持ち物

  • スマホ(写真/動画用)+充電
  • メモ・ペン
  • 契約書(特約確認用)
  • 鍵一式(スペア含む)
  • (あれば)入居時の写真、退去案内書類

当日の確認ポイント(部屋別)

  • 壁・天井:穴、落ちない汚れ、結露カビ跡
  • 床:深い傷、焦げ、広範囲のシミ
  • 水回り:カビ/水垢、排水の詰まり、コーキングの劣化
  • 設備:エアコン、換気扇、給湯、照明(残置物がないか)
  • 付帯:網戸、建具、ドア、鍵の不具合

退去立ち会いの流れ(これを知ってるだけで焦らない)

  1. 管理会社/大家さんが室内を見て、指摘箇所を確認
  2. 借主側はその場で写真・動画を撮り、メモする
  3. 修繕が必要な箇所があれば、後日「見積明細 → 精算書」へ
  4. 鍵を返却して終了(郵送返却の場合もあり)

ポイントは、立ち会い当日に“精算まで完了させない”こと。
「まず確認だけ」「見積は明細でください」で全然OKです。

ここがいちばん揉める:原状回復の考え方

借主負担になりやすいもの(例)

  • うっかり付けた大きな傷・焦げ・落書き
  • 通常の使い方を超える汚損(放置で悪化したカビ/油汚れなど)
  • ペット・喫煙由来のにおい/汚れ(程度による)

貸主負担になりやすいもの(例)

  • 日焼け、色あせなどの経年変化
  • 普通に暮らしていて付くレベルの通常損耗
    (考え方として「経年変化・通常損耗は貸主負担」が原則)

※ただし、契約書の“特約”で扱いが変わることがあります。まずは特約があるかだけ確認しておくと安心。

当日やること:退去立ち会い「現場」のコツ

1)写真は“広角→アップ”で撮る

  • 部屋全体(壁・床が入るように)
  • 指摘箇所のアップ
  • 位置が分かる中距離

これで「どこ?」「いつの?」が起きにくいです。

2)指摘されたら、まず“分類”だけする

その場で反論より、まずは整理。

  • これは借主の故意/過失?
  • 経年変化/通常損耗では?
  • 特約に書いてある?

迷ったら、こう言えばOK:

「いったん明細を見て家族と確認したいので、見積は後日でお願いします」

3)書類にサインを求められた時の考え方

サインの紙が「確認書(チェック項目の確認)」なのか
「精算金額に同意」なのかで意味が違います。

  • 確認書:指摘箇所の“事実確認”だけなら、内容を読んで判断
  • 金額の同意:不明点があるなら、その場で同意しない(明細待ちでOK)

(※現場では紙のタイトルが紛らわしいことが多いので、必ず“何に同意する紙か”を確認)

よくある失敗と対策

失敗1:バタバタしていて、その場でサインしてしまう
例:子どもがぐずって早く終わらせたくて、説明を流し聞き→確認書にサイン。後日、精算で「え、ここも請求?」となる。
対策:“何の書類か”を確認。金額に同意する内容なら「明細を見てから」でOK。

失敗2:写真を撮らず「言った言わない」になる
例:「その傷は入居時から」と言っても証拠がなく、管理会社側の記録だけで進む。
対策:退去直前に部屋を一周“動画”→指摘箇所は広角→アップで撮る。

失敗3:汚れを放置して“修繕”扱いが増える
例:水垢や換気扇の油汚れが目立ち、指摘が増える→クリーニング費の話が膨らむ。
対策:完璧じゃなくてOK。目立つ場所だけ5分掃除(水回り・換気扇まわり)で印象が変わる。

よくある質問(Q&A)

Q1. 退去立ち会いって絶対必要?

A. 必須ではないケースもありますが、現状確認が曖昧だと揉めやすいので、可能なら立ち会い推奨です。
難しい場合は「写真・動画を事前に撮って、鍵返却方法と精算の流れを確認」しておくと安心。

Q2. 子どもがいて当日立ち会いがきつい…代理はできる?

A. 管理会社のルール次第なので確認が必要です。
家族代理がOKなら「委任状が必要か」もセットで聞くとスムーズ。

Q3. ハウスクリーニング費って払うもの?

A. 契約の特約に「退去時クリーニング費」などが明記されていることがあります。
まずは特約の有無を確認し、明細(何の作業か)で判断するのがおすすめ。

Q4. 敷金の精算はいつ来る?

A. 物件・管理会社によります。立ち会い後に見積→精算書→返金(または追加請求)の流れが一般的です。
急かされても、明細を見てからでOK。

Q5. 立ち会いで「今日中に返事ください」と言われたら?


A. まずは「精算の根拠(明細)を確認したいので、見積が揃ってから判断します」で大丈夫です。立ち会いは現状確認の場なので、その場で金額確定しない方が安全です。

今日やること・チェックリスト(まとめ)

今日やること(10分でOK)

  • 契約書を開いて、特約があるかだけチェック
  • 退去前に撮る用:スマホの容量を空ける(写真/動画)
  • 立ち会い当日の持ち物(鍵・ペン)を玄関付近に置く

立ち会い前日〜当日にやること

  • 退去前の動画を撮る(部屋を一周)
  • 目立つ汚れだけサッと掃除
  • 指摘された箇所は、写真+メモで残す
  • 金額はその場で確定しない(明細は後日)

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