引っ越し業者って、便利だけど「当日になって追加料金を言われた」「家具が傷ついた」「紛失したのに話が進まない」みたいな話もよく聞きますよね。
実際に相談としても、荷物の破損・紛失や料金に関する内容が見られます。
結論から言うと、トラブルは“運”ではなく、契約前の確認不足で起きることが多いです。
この記事では、忙しくても失敗しないように、契約前→当日→引っ越し後の順に、やることをチェックリスト化してまとめます。
トラブル回避は「条件を文章で残す」「当日すぐ確認」「期限を知る」で決まる
やることはこの3つです。
- 追加料金の条件を、見積書・メールで文章化して残す
- 引っ越し後は、すぐ開梱して破損・紛失を確認する(後回しにしない)
- 破損・紛失は、作業日から3か月以内に申告がないと事業者の責任が消滅するルールがある(標準約款)
この3点を押さえるだけで、トラブル確率がぐっと下がります。
揉めるポイントはだいたい「追加料金」「破損・紛失」「キャンセル」
引っ越しトラブルの中心は、次の3つに集約されます。
- 追加料金:階段作業・駐車距離・時間延長・当日荷物増
- 破損・紛失:申告が遅い/証拠がない/時価賠償で不満が出る
- キャンセル:直前キャンセルの費用感を知らずに揉める
つまり、「先に確認」+「すぐ確認」+「期限の理解」で回避できます。
引っ越し業者選びでよくあるトラブルと防ぎ方
追加料金トラブル
よくある原因
- 「階段」「駐車」「距離」「時間延長」の条件が曖昧
- 見積もり時の情報不足(荷物量・大型家電・分解が必要な家具)
防ぎ方
- 追加料金が発生する条件を、“文章で”確定させる(口約束は残りにくい)
- 当日荷物が増えるなら「増える可能性」を先に伝える
破損・紛失トラブル
よくある原因
- 引っ越し後に確認せず、数日〜数週間後に気づく
- 高額品の価値の証明(購入履歴など)が出せず話が止まる
- 賠償が“購入額”ではなく“時価相当額”で提示され不満になる
防ぎ方
- 引っ越し直後に「箱を全部開ける」勢いで確認(後回しにしない)
- 高額品は写真・型番・購入履歴(スクショでも)を残す
- 「時価賠償になり得る」を先に知っておく
キャンセル料トラブル
標準約款ベースでは、解約手数料の上限の目安が示されています。
国民生活センターのFAQでは、当日50%以内/前日30%以内/前々日20%以内が一つの目安として説明されています(※附帯サービス等の状況で別費用が出ることも)。
約款の条文としても同様の趣旨が書かれています。
防ぎ方
- 見積書・契約書の「キャンセル料」「附帯サービス」を先に確認
- 段ボール受け取り・資材手配をいつ行うかも確認(着手扱いになることがある)
契約前チェックリスト:この項目が書面で揃えば強い
見積もりが来たら、合計金額より先にここを確認します。
条件固定チェック
- 日時(午前/午後/フリー)
- 住所(階数、EV有無、建物前の停車可否、停車場所からの距離)
- 荷物量(大型家電・大型家具・分解が必要な家具)
- オプション(梱包/開梱、エアコン脱着、不用品回収)
追加料金の地雷チェック(メールで残す)
- 階段作業はいくら?何階から?
- 建物前に停められない場合、何mから追加?
- 時間延長はいくら?(30分/1時間)
- 冷蔵庫・ドラム式・大型テレビ等の追加は?
補償と申告期限チェック
- 破損・紛失時の手順(連絡先、必要書類)
- 申告期限(標準約款では3か月以内に申告がないと責任が消滅)
当日チェックリスト:揉めない人がやってること
- 作業前に、家の中(床・壁・ドア枠)をざっと写真
- 高額品・壊れ物は「これ」と指差し確認(伝わるように)
- 追加作業が発生しそうなら、その場で「追加料金の有無」を確認してメモ
- 作業終了時に、家の傷・荷物の残りがないかを簡単に一緒に確認
引っ越し後チェックリスト:その日のうちに最低ここだけ
国交省の消費者向けQ&Aでも、速やかに開梱して紛失・破損がないか確認、エアコン等の機器も動作確認、床や壁の傷の確認が推奨されています。
- 全箱は無理でも「貴重品・高額品・壊れ物」だけは当日開梱
- 家電の動作確認(エアコン等も)
- 家の傷(床・壁)を確認し、気づいたら写真
- 破損・紛失があれば、早めに連絡(標準約款の申告期限は3か月)
もしトラブルが起きたら:最短で解決に寄せる動き方
- 証拠を揃える(写真、メール、見積書、作業日、担当者名)
- まず業者へ連絡(「いつ」「何が」「どうなった」を箇条書き)
- 解決しない/困ったら、消費者ホットライン「188」で最寄りの相談窓口につなげてもらう
よくある質問
標準引越運送約款って何?
国が定めた引っ越しのルールの一つで、キャンセルや補償などの考え方の土台になります(会社独自約款の場合もあります)。関連情報として国交省の消費者向けQ&Aがまとまっています。
破損に気づいたのが遅れたらどうなる?
標準約款では、破損・紛失について作業日から3か月以内の申告がないと事業者の責任が消滅する仕組みがあります。だから「早めの確認」が重要です。
キャンセル料ってどれくらい?
標準約款ベースの目安として、当日50%以内/前日30%以内/前々日20%以内が説明されています(条件や附帯サービス等で別費用が出ることもあるので、見積書を確認)。
まとめ:業者選びは「書面化」と「即確認」でほぼ勝てる
トラブルの多くは、
- 追加料金条件が曖昧
- 引っ越し後の確認が遅い
- 申告期限を知らない
この3つから起きます。
見積もり段階で条件を揃えて文章で残し、当日〜引っ越し後に即確認。これだけで、業者選びの不安はかなり減らせます。


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