はじめに:想像以上に多い“やること”
親が亡くなった直後は、悲しみの中で次々と決断を迫られます。
「何から手をつけていいのか分からない」──多くの人がそう感じます。
この記事では、死亡直後から49日法要までに必要な手続き・連絡・準備を
時系列で分かりやすく整理しました。
💡この記事を保存しておけば、いざという時の「行動チェックリスト」として使えます。
① 【当日〜24時間以内】 まず行うこと
内容 | 詳細 | ポイント |
---|---|---|
医師による死亡確認 | 病院・施設で死亡診断書を発行してもらう | 在宅の場合はかかりつけ医 or 救急へ |
葬儀社へ連絡 | 遺体搬送・安置を依頼 | 事前に候補を決めておくと安心 |
家族・親族へ連絡 | 近しい親族・兄弟姉妹から順に | SNSやグループLINEも活用可 |
安置場所の決定 | 自宅 or 斎場・葬儀社の安置室 | 夏場は早めに安置を |
💡 死亡診断書は2部もらうと便利(役所提出+保険等用)。
② 【1〜3日以内】 葬儀の準備と手続き
内容 | 詳細 | ポイント |
---|---|---|
死亡届の提出 | 市区町村役場へ。死亡診断書と一体書式 | 提出期限:7日以内 |
火葬許可証の発行 | 死亡届と同時に申請 | 火葬場で必要 |
葬儀社・寺院との打ち合わせ | 日程・規模・形式を決定 | 喪主を誰にするかも決定 |
弔電・参列者のリスト作成 | 親族・知人・職場など | 通夜・葬儀の案内に使用 |
💡 通夜・葬儀は亡くなってから2〜3日後が一般的。
③ 【葬儀当日〜火葬後】
内容 | 詳細 | ポイント |
---|---|---|
通夜・葬儀・告別式 | 一般葬・家族葬・直葬など形式を選ぶ | 無理のない範囲で |
火葬・収骨 | 火葬許可証を提示 | 火葬後「埋葬許可証」が発行される |
初七日法要(または繰り上げ法要) | 葬儀当日に同時開催することも | 住職と相談を |
💡 地域・宗派によって異なるので、寺院に確認を。
④ 【葬儀後1週間〜49日まで】
葬儀が終わったあとにも、重要な手続きが続きます。
🗂️ 行政・公的手続き
内容 | 提出先 | 期限・目安 |
---|---|---|
年金の停止手続き | 年金事務所 | 10日以内 |
健康保険・介護保険の資格喪失届 | 市区町村 | 14日以内 |
銀行口座の凍結解除・相続手続き | 各金融機関 | 必要書類を確認 |
生命保険・死亡保険の請求 | 保険会社 | 2年以内(なるべく早めに) |
💡 相続関連書類(戸籍・印鑑証明)は多めに取得しておくとスムーズ。
⑤ 【49日法要までにやること】
内容 | 詳細 | ポイント |
---|---|---|
四十九日法要の準備 | 寺院・会場の予約、香典返し準備 | 家族葬でも行うのが一般的 |
納骨の手配 | お墓・納骨堂・散骨など | 埋葬許可証を使用 |
香典返しの発送 | 49日後を目安に | 相場は香典の1/3〜半額程度 |
💡 49日までは「忌中」期間。
挨拶状や年賀状などの対応もこのタイミングで確認します。
🕊️ チェックリスト:保存用まとめ
✅ 死亡診断書を受け取る
✅ 死亡届・火葬許可証を申請
✅ 葬儀社・寺院の手配
✅ 年金・保険・役所への届け出
✅ 相続・口座関係の手続き
✅ 四十九日法要・納骨準備
少しずつで大丈夫。1つ終わるごとに、家族で「ここまでできたね」と確認しましょう🌿
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